【初心者でも安心】SSD増設&初期設定

パソコンを使い始めて間もない頃は、容量のことなんて気にしなかったのに、最近は「容量不足」の警告が頻繁に出てイライラ…。ゲームや写真、動画編集までやりたいのに、Cドライブの残り容量が常に真っ赤…。そんな悩みを抱えていませんか?
私自身、実はつい先日まで同じ悩みを抱えていました。今回、自分でSSDを増設してみて、「こんなに簡単に容量を増やせるのか!」と感動したので、その手順と設定方法を詳しくご紹介します。
どれを選べばいいの?【初心者向けポイント】
速度3000~5000MB/s程度のモデルが一般用途にはベスト!
容量は2TBがオススメ
大手メーカー品(Western Digital、Crucial、Samsungなど)を選ぶと安心です。
GPUの下にあったのでこの薄いヒートシンクを付けました。慎重にしないとSSDが壊れそうでビクビクしましたが、今のところ問題なく使えています。
「換装 or 増設」メリット・デメリット比較
用語 | 何をする? | ざっくり作業時間 | イメージ |
---|---|---|---|
換装(かんそう) | 旧ストレージを取り外し、新SSDに“入れ替える” | 30 分〜1 時間(クローン込み) | ドライバー持って“取り替え” |
増設(ぞうせつ) | 旧ストレージは残したまま、新SSDを“追加” | 10 分〜30 分(OS設定含む) | 空きスロットに“足す” |
ノートPCはスロットが1基しかないことが多い=換装が現実的。デスクトップならM.2やSATAが余っている=増設の自由度が高い。
比較項目 | 換装(旧ドライブと入れ替え) | 増設(旧ドライブは残したまま追加) |
---|---|---|
向いている人 | ノートユーザー・ゲームは 2〜3 本+写真が中心 | 自作/デスクトップ勢・動画/音楽の大容量ストックがある人 |
メリット | – C: ドライブ 1 本だけ ▶︎「ダウンロード先どこ?」と迷わない – システムもアプリも 丸ごと高速化 – ドライブ数1=ケーブル/熱源が減りエアフロー◎ | – 容量が純増(旧 HDD+新 SSD) – OS をミスっても旧ディスクでブート可=安心 – “SSD=ゲーム・OS / HDD=動画”の データ整理がしやすい |
デメリット | – クローン失敗=起動不能リスク – 旧ドライブは外付けケースを買わないと使えない | – フォルダ迷子になりやすい(DL 先が旧 C: のまま…) – ケース内が熱くなりやすい&SATA ケーブル追加 |
おすすめ容量 | 2 TB NVMe1枚で OS+ゲーム+写真が当分足りる | 2 TB NVMe+旧1 TB HDDで計3 TB→RAW動画も余裕 |
失敗しがちな罠 | USB2.0ケースでクローン→10 時間 | M.2 を挿しただけで満足→D: に設定せず容量警告 |
実際にSSDを増設する手順
静電気対策をする
パソコンの電源ケーブルを抜き、電源ボタンを 3 秒長押し。
作業中は金属フレームや電源ユニットに触れて身体の電荷を逃がします。
ケースを開けて M.2 スロットを確認
サイドパネルを外し、マザーボード上に刻印された 「M.2」 スロットを探します。
スロットに “スペーサー(スタンドオフ)+固定ネジ” が付属しているか必ずチェック。別袋の場合は先にスペーサーを取り付けておくと作業がスムーズです。

M.2 スロットはどこだ?

ミドルタワーだったのでM.2 スロットがグラフィックボードの下に隠れていました。
グラフィックボードを取るのに神経を使いました。
SSD を斜め 30°で差し込む
切り欠き(キー)が合う向きでまっすぐ差し込み、軽く押し込むと「スッ」と奥まで入ります。
金端子がほぼ見えなくなる深さまで挿さらないと認識されません。
SSD を水平に倒して固定ネジで止める
SSD 先端をスタンドオフに合わせ、付属の M.2 ネジで固定。
ネジは指先で“クイッ”と止まる程度で十分。締めすぎると基板が反るので注意。

グラフィックボードをつけ直して完成。
新しい SSD を増設したら「旧 SSD=OS 専用」「新 SSD=データ&アプリ専用」に
所要時間は 10〜15 分。
やることは 3 ブロックだけです。
ドライブ名と文字を決める、Windows の保存先を丸ごと引っ越す、ゲームやアプリのインストール先を新 SSD に固定する。
ディスクの初期化 & “見た目” を整える(3 分)
操作 | クリック順 | ここがポイント |
---|---|---|
1. ディスクを認識させる | スタート右クリック ▶ ディスクの管理 ▶「未割り当て」を右クリック ▶ MBRかGPT を選択して初期化 | 2TBならMBR 4 TB 以上でも GPT ならフルに使える |
2. ドライブ文字を“D:” に設定 | 黒い未割り当て領域 ▶ 新しいシンプル ボリューム ▶ ドライブ文字 D を割り当て | 旧 SSD が C:、新 SSD が D: と覚えやすい配置に |
3. ラベルを付ける | エクスプローラー ▶ D: 右クリック ▶ プロパティ▶ 名前を例 “Data_SSD” に変更 | 文字+名前で間違いにくい |
Windows のユーザーフォルダを D: へ移動(5 分)
移動対象 | 操作 | 効果 |
---|---|---|
ドキュメント / ピクチャ / ダウンロード / デスクトップ | C:\\ユーザー\\<名前>\\ドキュメント を右クリック ▶ プロパティ▶ 場所▶ 移動 ▶ D:\UsersData\Documents を指定 | 以後アプリも自動で D: に保存 → 旧 SSD の空きが笑えるほど増える |
一括で設定する方法(Win10/11 共通)
設定 ▶ システム ▶ 記憶域 ▶ 新しいコンテンツの保存先 → すべて D: を選ぶ。
これでストアアプリ・写真・動画・音楽・オフラインマップも D: に直行します。
アプリ & ゲームのインストール先を“最初に” D: に固定(5 分)
ランチャー / ストア | 設定ルート | 最初にここをクリック |
---|---|---|
Microsoft Store | ②で設定済み(新しいコンテンツの保存先) | ― |
Steam | 設定 ▶ ストレージ | 「+」▶ D:\SteamLibrary を追加 ▶ 既定に設定 |
Epic Games | 設定⚙ ▶ インストール場所を変更 ON | 最初のゲームDL時に D:\EpicGames を指定 |
Adobe CC / DaVinci | インストーラ▶ 詳細設定 | D:\\Program Files\\Adobe などを作り指定 |

これで安心です。
「容量不足」との戦いから卒業しましょう
増設は意外と簡単で、設定もシンプルです。
- 容量不足が一気に解消!
- データがどこにあるか迷子にならない設定をする。
- フォルダの整理でスッキリ管理できる。
もう「容量が足りない!」と焦ることはありません。これであなたのPCライフが一層快適になるはずです。さあ、SSDを増設してストレスフリーなパソコン環境を手に入れましょう!