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2PC配信のやり方|配線図とOBS設定、音が出ない・音ズレの直し方まで

hibikinokami
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2PC配信のやり方|配線図とOBS設定、音が出ない・音ズレの直し方まで

ゲームPC1台で配信すると、どこかが必ず犠牲になります。

フレームレートが落ちるか、配信がカクつくか、そのどちらかです。

2PC配信は、その負荷を2台に分けて解決する方法です。

この記事では、配線図・OBS設定・トラブル対処の3つを、順番どおりにまとめました。

機械が得意でなくても大丈夫です。やることは決まっているので、上から順に進めれば動きます。

このブログで分かる事

2PC配信の全体像が分かる配線図(迷ったらここを見れば戻れます)

ゲームPC側と配信PC側、それぞれのOBS設定

マイクをどちらのPCに挿すべきかという最重要の判断

「音が出ない」「音ズレ」など、よくある6つのトラブルの直し方

パススルーとキャプチャの違い(ここを誤解すると設定が迷子になります)

今すでにトラブル中の方へ

設定の途中で詰まってこの記事に来た方は、こちらから該当箇所へ飛んでください。

これから組む方は、このまま読み進めてください。

まず全体像:信号がどう流れているか

2PC配信接続図

2PC配信でつまずく原因のほとんどは、どの線が何を運んでいるか分かっていないことです。

先に流れだけ押さえてしまいましょう。

映像と音の流れはこうです。

ゲームPC から HDMI で映像と音を出します。

それをキャプチャーボードが受け取ります。

キャプチャーボードから USB で配信PCへ送ります。

配信PCのOBSがそれを受け取って、YouTubeやTwitchへ流します。

そしてもう1本、別の線があります。

キャプチャーボードの HDMI 出力から、ゲーム用モニターへ映像を返す線です。

これが「パススルー」です。あなたがプレイ中に見ている画面はこちらです。

マイクは、配信PCに直接挿します。

理由は後述しますが、ここを間違えると音のトラブルがまとめて発生します。

まゆ
まゆ

あの……つまり、私が見ている画面と、視聴者さんが見ている画面は、別の経路で届いているということでしょうか……。
Eryndor Lightwood
Eryndor Lightwood

まさにその通りです。とても大事なポイントを掴まれましたね。

あなたが見ているのはパススルーの映像で、こちらは高いリフレッシュレートを維持できます。

一方、視聴者に届くのはキャプチャーされた映像で、こちらは多くの場合60fpsが上限です。

この2つを混同すると、「240Hzで映しているのに配信が60fpsなのはおかしい」と悩むことになります。

別々の経路だと理解しておけば、迷わずに済みますよ。

パススルーとキャプチャは、まったく別物です

ここを誤解している人がとても多いので、先に整理しておきます。

パススルー(あなたが見る映像)

キャプチャーボードを素通りして、そのままモニターへ届きます。

だから遅延がほぼなく、4K60Hzや高リフレッシュレートも維持できます。

FPSをプレイするときに見るのは、必ずこちら側です。

キャプチャ(視聴者が見る映像)

USBを通って配信PCへ送られる映像です。

こちらは製品ごとに上限があり、多くの機種で1080p/60fpsが実用ラインになります。

つまり、手元は240Hzのぬるぬる、配信は60fpsという状態が正常です。

これは故障でも設定ミスでもありません。

必要な機材

2PC配信接続図その2

ゲーム用PC

普段どおり、ゲームが快適に動く構成であれば問題ありません。

2PC配信の利点は、このPCから配信の負荷を完全に外せることです。

エンコードのためにゲーム設定を下げる必要がなくなります。

配信用PC

こちらはエンコード(映像の圧縮)を担当します。

ゲームほどのGPU性能は要りませんが、CPUとメモリには余裕を持たせてください

古いノートPCを流用する場合、1080p/60fpsの配信で処理が追いつかないことがあります。

その場合はビットレートや解像度を下げるか、GPUのハードウェアエンコーダ(NVENCなど)が使える機種を選んでください。

キャプチャーボード

ゲームPCの映像と音を、配信PCへ渡す橋渡し役です。

内蔵型もありますが、初めてならUSB接続の外付けタイプを選んでください。

配線を差し替えるだけで済むので、トラブル時の切り分けが圧倒的に楽になります。

LANケーブル(見落としがちです)

配信は必ず有線で行ってください。

Wi-Fiは、ここぞという場面で不安定になります。

ケーブルはCAT6A以上を選べば十分です。数百円の差で安心が買えます。

【重要】マイクはどちらのPCに挿すか

2PC配信で最も迷うのがここです。

結論から言うと、マイクは配信用PCに直接挿してください。

理由は3つあります。

1. エコーが原理的に発生しなくなります。

両方のPCでマイクを拾おうとすると、声が二重になります。片方に集約すれば起きません。

2. 音量調整が1箇所で済みます。

配信PCのOBSだけで完結するので、調整のたびに席を移動する必要がありません。

3. ゲームPCの負荷をさらに減らせます。

ノイズ抑制やコンプレッサーといったフィルターの処理を、配信PC側に寄せられます。

ただし1点だけ注意があります。

マイクを配信PCに挿すと、ゲーム内のボイスチャットで自分の声が使えなくなります。

ボイスチャットをしながら配信したい場合は、オーディオインターフェースやミキサーで音を分岐させる必要があります。

ソロ配信が中心なら、配信PCに直挿しがいちばん簡単です。

ひびの助
ひびの助

あの、順番としては、マイクの接続は先にやってしまったほうがいいのでしょうか。

途中で変更すると、設定をやり直すことになりそうで……。

Eryndor Lightwood
Eryndor Lightwood

ひびの助さんのご心配はもっともです。マイクは最初に決めてしまってください。

後から挿し替えると、音声モニタリングの設定と同期オフセットの調整を、両方やり直すことになります。

先に配信PCへ挿しておけば、以降の設定はすべてその前提で進められます。

順番を守るだけで、余計な手戻りが防げますよ。

キャプチャーボードのおすすめ2機種

AVerMedia LIVE GAMER EXTREME 3(GC551G2)

項目内容
接続USB 3.2(Type-C)
パススルー4K60Hz、VRR・HDR対応
録画・キャプチャ4K30fps / 1080p60fps
ドライバー不要(UVC対応、挿すだけ)
対応OSWindows 10/11、macOS

まず、ドライバーが要らないのが大きいです。

USBに挿した時点でOBSがデバイスとして認識するので、初回のつまずきが起きません。

VRRパススルーに対応しているので、可変リフレッシュレートを使うFPSプレイヤーとも相性がいい。

遅延も、レビューでは0.06〜0.07秒程度と報告されています。

正直、この数値なら手元のモニターを見ずにOBSの画面だけでプレイしても、そこまで違和感はないです。

なお、細かい解像度とリフレッシュレートの組み合わせは公式サイトに一覧があるので、高リフレッシュ環境の方は購入前に確認してください。

ケーズデンキ 楽天市場店
¥15,950 (2026/08/30 05:03時点 | 楽天市場調べ)

UGREEN キャプチャーボード

UGREEN キャプチャーボード
項目内容
接続USB 3.0(Type-C + Type-A)
パススルー4K60Hz(HDR非対応)
録画・キャプチャ1080p60fps
音声端子3.5mm ライン出力/マイク入力
保証24ヶ月

価格を考えると、性能はかなり健闘しています。

1080p/60fpsで配信するぶんには、必要な機能はひととおり揃っています。

耐久性を心配する声もありますが、公式ストアなら24ヶ月保証が付くので、初めての1台としては十分に選択肢に入ります。

選び方の目安です。

4Kや高リフレッシュ環境でプレイしていて、今後も長く使うなら GC551G2。

まず1080pで配信を始めてみたい、初期費用を抑えたいなら UGREEN。

接続手順

順番どおりに進めてください。

1. ゲームPCのHDMI出力を、キャプチャーボードのHDMI入力へ挿します。

2. キャプチャーボードのHDMI出力を、ゲーム用モニターへ挿します。

これがパススルーです。プレイ中の画面はここに映ります。

3. キャプチャーボードとの接続用USBケーブルを、配信PCへ挿します。

4. マイクを配信PCに挿します。

5. 両方のPCに有線LANを接続します。

6. ゲームPCのディスプレイ設定を「拡張」にします。

「複製」だと正常に動作しないことがあります。必ず拡張を選んでください。

OBSの設定

ゲームPC側のOBS

ソースの「+」から「画面キャプチャ」を追加して、ゲーム画面をOBSに映します。

プレビュー画面上で右クリックし、「全画面プロジェクター(プレビュー)」を選択します。

出力先には、キャプチャーボードを指定してください。モニターの1つとして表示されます。

次に音声です。

音声ミキサーの歯車から「オーディオの詳細プロパティ」を開きます。

デスクトップ音声の「音声モニタリング」を「モニターと出力」に変更します。

そして「設定 → 音声 → モニタリングデバイス」で、キャプチャーボードを選びます。

これでゲーム音がHDMIに乗って配信PCへ届きます。

配信PC側のOBS

ソースの「+」から「映像キャプチャデバイス」を追加します。

デバイス一覧から、接続したキャプチャーボードを選択してください。

ゲーム映像が映り、音声ミキサーのバーが動いていれば成功です。

あとはマイクを「音声入力キャプチャ」で追加し、配信先のプラットフォームに接続すれば完了です。

ビットレートは、1080p/60fpsなら6000kbps前後が目安になります。

David
David

設定項目が多いな。どこまで進んだか分からなくなったら、どうすればいい?
Eryndor Lightwood
Eryndor Lightwood

デイビットさんのように手早く進めたい場合こそ、確認は2箇所だけに絞ってください。

ひとつは、配信PCのOBSにゲーム映像が映っているかどうか。

もうひとつは、その下の音声ミキサーのバーが動いているかどうか。

この2つが揃っていれば、映像と音の経路は完成しています。

あとはマイクと配信先の設定だけなので、迷ったらこの2点に戻ってきてください。

よくある6つのトラブルと直し方

ここからが本題です。2PC配信は、ほぼ確実にどこかで詰まります。

トラブル① 配信PCにゲームの音が来ない

症状:映像は映っているのに、音声ミキサーがまったく動かない。

原因の多くは、音声出力モードの設定漏れです。

配信PCのOBSで「映像キャプチャデバイス」をダブルクリックし、下までスクロールしてください。

「音声出力モード」を「デスクトップ音声出力(WaveOut)」に変更します。

それでも直らない場合は、「カスタム音声デバイスを使用する」にチェックを入れ、キャプチャーボードを選択してください。

それでもダメなら、ゲームPC側を疑ってください。

ゲームPCのOBSで、モニタリングデバイスがキャプチャーボードになっているか確認します。

ここが既定のスピーカーのままだと、音はHDMIに乗りません。

トラブル② マイクが二重に聞こえる

症状:声がやまびこのように反響する。

原因は、両方のPCでマイクを拾っていることです。

前述のとおり、マイクは配信PCだけで拾ってください。

ゲームPCのOBSでマイクを追加している場合は、そのソースを削除します。

削除できない事情がある場合は、そのマイクの「音声モニタリング」を「モニターオフ」にしてください。

トラブル③ ゲーム画面が横に割れる(ティアリング)

症状:視点を素早く動かしたとき、画面の途中で映像がずれる。

原因は、映像の描画とモニターの更新タイミングが合っていないことです。

対処は次の順で試してください。

まず、ゲーム側で V-Sync(垂直同期)を有効にします。これが最も直接的な対処です。

VRR対応の環境なら、G-SYNC や FreeSync を有効にするほうが、遅延を増やさずに解決できます。

そのうえで、ゲームPCのディスプレイ設定が「拡張」になっているかを確認してください。

「複製」だと、接続機器のうち低いほうのリフレッシュレートに引きずられることがあります。

トラブル④ 映像と自分の声がズレる

症状:叫んでから1秒ほど遅れて、画面内で爆発が起きる。

原因は、映像だけがキャプチャーボードを経由しているためです。

マイクの音は配信PCへ直接届くので、映像より先に到着します。

配信PCのOBSで、音声ミキサーの歯車から「オーディオの詳細プロパティ」を開きます。

マイクの「同期オフセット」に 200〜500msを入力してください。

テスト録画をしながら、口の動きと映像が合う数値を探します。

一度合わせれば、以降は触る必要がありません。

トラブル⑤ 配信中にカクつき始める

症状:開始直後は問題ないのに、時間が経つと重くなる。

熱が原因のことが多いです。

PCを2台フル稼働させると、部屋の温度は想像以上に上がります。

排気口の周りにモノを置かない。壁から少し離す。

エアダスターでファンのホコリを定期的に落とす。

そして、夏場はエアコンをケチらないこと。これが一番効きます。

熱でなければ、配信PCのエンコード設定を見直してください。

CPUエンコード(x264)を使っている場合は、GPUのハードウェアエンコーダに切り替えると負荷が大きく下がります。

トラブル⑥ 昨日まで映っていたのに、急に真っ暗

症状:設定を変えていないのに、OBSの画面が黒いまま。

OSやドライバーの更新後に起きやすい症状です。

まずPCを再起動してください。シャットダウンではなく再起動です。

次に、USBとHDMIのケーブルを一度抜いて、別のポートに挿し直します。

USBハブを経由している場合は、PC本体のポートに直接挿してください。

謎の不具合の大半は、この2つで直ります。設定をいじるのは、それからで十分です。

くるみ
くるみ

えー、再起動で直っちゃうんですか?

なんだか、拍子抜けしちゃいますね。

Eryndor Lightwood
Eryndor Lightwood

くるみさんの感想はもっともですが、これは案外あなどれない対処なんです。

機器の認識情報は起動時に読み込まれるので、更新のタイミングでずれると、再起動しない限り元に戻りません。

焦って設定を変えてしまうと、本来正しかった設定まで崩れてしまいます。

原因が分からないときほど、まず再起動。この順番を守るのがいちばんの近道ですよ。

よくある質問

Q. 配信用PCはノートPCでも大丈夫ですか。

1080p/60fpsであれば、比較的新しい機種なら動きます。

ただしUSBポートの規格には注意してください。USB 2.0では帯域が足りません。

Q. 配信が60fpsまでなら、2PCにする意味はありますか。

あります。ゲームPCが配信の負荷から解放されるので、プレイ中のフレームレートが安定します

視聴者に届く映像が60fpsでも、その60fpsが安定して届くこと自体が大きな違いです。

Q. キャプチャーボードなしで2PC配信はできますか。

NDIという方法でLAN経由で映像を送ることもできます。

ただし遅延と安定性の面で、キャプチャーボード経由のほうが確実です。

まとめ

2PC配信で押さえるべきことは、実はそれほど多くありません。

信号の流れを理解すること。

マイクは配信PCに挿すこと。

パススルーとキャプチャは別物だと知っておくこと。

この3つが分かっていれば、トラブルが起きても原因の見当がつきます。

設定は一度きりです。組んでしまえば、あとは電源を入れるだけで配信が始まります。

うまくいかない箇所があれば、上のトラブル一覧に戻ってきてください。

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Hibiki
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はじめまして、ひびきです。ガジェットを8年以上愛用し、配信活動も6年続けながら、映画やアニメを1000本以上こじらせてきました。 当ブログでは、日常の疲れを気にせず没頭できるちょっとニッチなエンタメ、実戦的な配信ノウハウ、副業で「ちょっとした余裕」を作るリアルなお金の話を発信しています。 ディープなエンタメと少しの副収入で、日常にご褒美時間をプラスしませんか?
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