OBSが重い・カクつく時の設定見直し|配信歴6年が実践する「引き算」の考え方
配信中に映像がカクつく。ゲームのフレームレートが落ちる。
録画した映像がカクカクしている。
OBSを使っていると、一度はこの「重い」問題にぶつかりますよね。
私も配信を始めた頃、これに散々悩まされました。
そして6年やってきて分かったのは、OBSが重くなる原因の多くは「盛りすぎ」だということです。
最初は誰でも「あれもこれも」と機能やエフェクトを足したくなります。
でも、重さを解決する考え方はその逆。必要なものだけ残して、あとは削る「引き算」です。
この記事では、OBSのカクつきを解消するための、実践的な設定見直しの手順を紹介します。
結論|「足す」のではなく「削る」と軽くなる

まず結論から。OBSのカクつき対策は、この一言に尽きます。
重くなったら、機能を足すのではなく削る。 最初はあれもこれも入れがち。でも「重いな」と感じたら、本当に必要なものだけに絞って、残りを消していく。これが一番効きます。

えっ、重いなら高性能なエフェクトとか追加すればいいんじゃないの?

Lana、逆だ。重いのは「詰め込みすぎ」が原因のことが多い。まず引き算だ。何が負荷になってるかを見極めて、要らないものから消していけ。
新しいPCやハイスペックに買い替える前に、まずは今の環境で「削れるもの」を探しましょう。
多くの場合、それだけで劇的に軽くなります。順番に見ていきます。
① まず「フィルター・エフェクト」を疑って削る
初心者がやりがちなのが、映像ソースにフィルターやエフェクトを盛りまくること。
色補正、シャープ、複数のオーバーレイ、凝ったトランジション……。
これらは一つひとつがCPU/GPUの負荷になります。
「見栄えのために入れたけど、実はなくても困らない」ものを、思い切って消してみてください。

装飾は「あればカッコいい」ものが多いですが、その多くは配信の本質ではありませんからね。まず削ってみて、本当に必要だったものだけ戻す、という考え方ですね。
そうです。一度全部シンプルにして、そこから本当に必要なものだけ足し直す。
この「リセットして厳選」が、盛りすぎ状態を抜け出す一番の近道です。
② 解像度・フレームレート・ビットレートを見直す
映像の「重さ」に直結するのが、この3つの数値です。
むやみに高くしていないか確認しましょう。
- 出力解像度:常に最高画質である必要はありません。配信先や視聴環境に合わせて、過剰な解像度を下げるだけで負荷が減ります
- フレームレート(FPS):60fpsは滑らかですが、そのぶん重い。ゲームの種類によっては30fpsで十分なこともあります
- ビットレート:高すぎると配信が不安定になります。回線速度と相談して、適正な値に
「とにかく最高設定」にしていると、PCも回線も無駄に消耗します。
自分の環境で安定する落としどころを探るのが大事です。
③ エンコーダー設定を見直す(CPUかGPUか)
OBSは、映像の圧縮(エンコード)をCPUで行うか、GPUで行うかを選べます。
ゲームをしながら配信すると、CPUに負荷が集中しがちです。
そういうときは、GPU側のエンコーダー(ハードウェアエンコード)に切り替えると、CPUの負担が減ってカクつきが改善することがあります。
自分のPC構成に合わせて、どちらが安定するか試してみてください。
④【重要】ゲームによって設定を変える
ここが、6年やってきて一番実感している部分です。
すべてのゲームを同じ設定で配信しようとしないこと。
ゲームによって、PCにかかる負荷はまったく違います。
- 重いゲーム(FPSなど負荷の高いタイトル):配信設定はできるだけ軽く。エフェクトを削り、フレームレートや解像度も欲張らない。Vアバターを使っているなら、思い切って切るのも手です
- 軽いゲームや雑談:PCに余裕があるので、画質を上げたりアバターを出したりできる

なるほど〜!全部同じ設定にしなきゃって思ってたけど、ゲームの重さに合わせて変えればいいんだね!
私自身、負荷の高いゲームのときは設定をぐっと絞り、軽いゲームのときは余裕を持たせる、という使い分けをしています。
「このゲームのときはこの設定」というプロファイルを用意しておくと、毎回快適に配信できます。

⑤ 見落としがち|OBS・ドライバのバージョンを確認する
意外と盲点なのが、OBS本体やグラフィックドライバのバージョンです。
古いバージョンのまま使っていると、パフォーマンスの問題が修正されていなかったり、相性の悪い不具合が残っていたりします。
カクつきが気になったら、OBSとGPUドライバが最新になっているか、一度確認してみてください。
アップデートするだけで直る、というケースも珍しくありません。
⑥ それでも重いなら|PC側の負荷を減らす
設定を削っても改善しないなら、PC全体の負荷を疑います。
- 配信に関係ないアプリ(ブラウザのタブ大量など)を閉じる
- バックグラウンドで動いているソフトを止める
- PC内部の発熱・冷却を確認する(熱でパフォーマンスが落ちることも)
ソフト側でやれることをやり尽くしても足りない場合は、そこで初めてPC環境そのものの見直しを検討する、という順番がおすすめです。
いきなり買い替えを考える前に、まずは今の環境を軽くしてみてください。
まとめ|カクついたら「引き算」から始めよう

- OBSが重い原因の多くは「盛りすぎ」。まずは削る
- フィルター・エフェクトを疑って削る → 解像度/FPS/ビットレートを適正化 → エンコーダー見直し、の順で
- ゲームによって設定を変える。重いゲームは軽い設定、軽いゲームは余裕を持たせる
- 見落としがちなOBS・ドライバのバージョン確認も忘れずに
- ソフト側をやり尽くしてから、PC環境の見直しを検討する
配信のカクつきは、視聴者の体験を下げるだけでなく、自分のモチベーションも削ります。
でも、その多くはお金をかけずに「削る」だけで解決できます。
まずは今のOBSを開いて、「これ、本当に必要かな?」というものから消してみてください。驚くほど軽くなるはずです。

