防音室なしでも配信の雑音を減らせた|BETA58Aを半年使って分かった音声環境
どれだけトークが面白くても、配信の音が聞き取りにくいと、それだけでかなり疲れます。
エアコンの音。
PCのファン音。
外を走る車。
キーボードの打鍵音。
配信をしていると、自分が思っている以上にいろいろな音が部屋にあります。
僕も以前は、
「マイクなんて、とりあえず声が入ればいいでしょ」
くらいに考えていました。
でも、実際に配信を続けていると、
「自分の声以外をどれだけ減らせるか」
がかなり重要だと感じるようになりました。
そこで半年ほど前から使っているのが、Shure BETA58Aです。
以前はaudio-technica AT2020を使っていました。
音そのものだけで比べると、BETA58Aは少しこもったように感じます。
でも、実際の配信環境で使ってみると、周囲の音の入り方が全然違いました。
僕の環境では、多少音がこもってもBETA58Aのほうが圧倒的に使いやすい。
今回は、僕が実際に使っている
BETA58A
+ DYNAMITE
+ YAMAHA ZG02
+ XLRケーブル
+ ロープロファイル型マイクアーム
という構成を紹介します。
「防音室までは用意できない」
「PCのファン音が気になる」
「エアコンを消さずに配信したい」
そんな人の参考になれば嬉しいです。
結論|僕の環境では「音質」より「余計な音が入らないこと」が重要だった
先に結論です。
僕は今、
BETA58Aを使って良かった
と思っています。
AT2020から変更した理由は、
「BETA58Aのほうが圧倒的に音が良かったから」
ではありません。
むしろ音だけを聞けば、
「ちょっとBETA58Aのほうがこもったかな?」
くらいです。
でも、マイクを近づければ十分使える。
それ以上に大きかったのが、
部屋の音の入り方が全然違ったこと。
ここが僕にとって決定的でした。
BETA58Aを半年使って分かったこと
僕がBETA58Aを使い始めて、最初に感じたのが、
「周りの音が入りにくい」
ということでした。
以前使っていたAT2020と比べると、かなり違います。
同じ部屋で、同じように配信していても、
「部屋の音まで一緒に録れている感じ」
がかなり少なくなりました。
もちろん、BETA58Aだからどんな音でも消えるわけではありません。
普通に近くで大きな音を出せば入ります。
それでも、僕の部屋ではこの違いがかなり大きかったです。
ジュースを飲んだり、机を拭いたり、ミュートするのを忘れて何か違うことをした時、
AT2020の場合なにをしてるのか筒抜けですこし恥ずかしい感じがしていました。
BETA58Aに替えてからはほとんど聞こえないようでリスナーから何か言われることがなくなりました。
不快な音が配信にのってしまう不安もなくなって安心して配信できます。

AT2020と比べると、音は少しこもった
BETA58Aに変えて最初に思ったのが、
「ちょっと音がこもったかな?」
ということです。
AT2020のほうが、僕には音がスッと広がるように感じました。
ただ、ここはマイクを近づければかなりカバーできます。
僕の場合、
口元にしっかり近づけて話す
ようにすると、BETA58Aでも十分聞き取りやすい。
そして何より、
環境音の入り方が全然違う。
ここが大きかった。
音質だけを比較すればAT2020にも良さがあります。
でも配信では、
「声がきれいに録れる」
だけではなく、
「余計な音がどれだけ減るか」
もかなり大事です。
僕の環境では、そのバランスを考えるとBETA58Aのほうが合っていました。
少し離れるだけで、声がかなり小さくなる
BETA58Aを使っていて感じるデメリットもあります。
それが、
マイクから少し離れるだけで声がかなり小さくなること。
AT2020を使っていたときよりも、マイクとの距離を意識するようになりました。
配信中に、
「ちょっと後ろにのけぞる」
「姿勢を大きく変える」
「マイクから離れる」
と、声の音量が変わりやすい。
つまり、
自由に動きながら喋りたい人には少し気を使うマイク
だと思います。
逆に考えれば、これは僕にとってメリットでもありました。
余計な音を拾いにくいからこそ、マイクの前でしっかり話した声を中心に録れる。
びっくりした時マイクから離れたことがわかって臨場感が出るのも良い。
僕は配信中にマイク位置を大きく動かすことが少ないので、そこまで困りませんでした。
咳やくしゃみが突然出ても少し安心
配信中って、突然咳が出たり、くしゃみが出たりします。
こればかりは予告がありません。
BETA58Aにしてからは、部屋全体の音を拾いにくいこともあって、そういう瞬間に少し安心感があります。
もちろん、マイクの近くで大きなくしゃみをすれば普通に入ります。
ただ、
「ちょっとした環境音まで全部拾われるのでは」
という不安が減りました。
この安心感は、長時間配信では意外と大きいです。
SM58と比べると、僕はBETA58Aのほうが声が通ると感じた
同じShureのSM58も使って比べたことがあります。
僕の環境では、BETA58AのほうがSM58より声が通る感じがしました。
もちろん、これはあくまで僕が実際に使って感じた違いです。
どちらが絶対に優れているという話ではありません。
僕の場合は、
SM58よりBETA58Aのほうが、声を前に出しやすいように感じた。
それに加えて、周囲の音も入りにくかった。
そのため、今の配信環境ではBETA58Aを使っています。
「とにかく声を前に出したい」という人にも、僕はBETA58Aを候補に入れていいと思っています。
僕がBETA58Aを選んだ最大の理由
結局、ここです。
音質が一番良かったからではありません。
僕の部屋で使ったときに、
「余計な音が入らない」ことが一番助かったから。
配信では、スタジオのような完全な無音環境を作るのは難しいです。
だったら、
「部屋を完全に静かにする」
より、
「必要な声をしっかり拾って、いらない音をできるだけ減らす」
ほうが現実的。
僕にとってBETA58Aは、その考え方にかなり合っていました。
DYNAMITEを追加して、声が大きくなった
BETA58Aを使うようになって、次に気になったのが音量です。
そこで使っているのが、
sE Electronics DM1 DYNAMITE

です。
BETA58Aだけでも使えますが、僕はDYNAMITEを間に入れています。
実際に使って感じたのは、
声が大きくなった。
これが一番分かりやすい変化でした。
以前は、
「もう少し声を上げたい」
と思ってゲインを上げることがありました。
でも、DYNAMITEを使うようになってからは、声の音量を確保しやすくなりました。
そして、僕の環境ではホワイトノイズも気にならなくなりました。

BETA58Aを使うなら、マイクとの距離もかなり大事
DYNAMITEを入れれば何も考えなくていい、というわけではありません。
BETA58Aは、
「マイクに近づいて話す」
という使い方との相性がいいと僕は感じています。
僕自身も、口元に近づけて使っています。
逆にマイクから離れてしまうと声が小さくなるので、
「マイクだけ買えば音が良くなる」
ではなく、
マイクとの距離まで含めて環境を作る
ことが大切です。
YAMAHA ZG02が便利だった
そして、BETA58Aと組み合わせて使っているのが、
YAMAHA ZG02
です。
僕は実際に配信で使っています。
この機材で便利なのが、ゲーム音やマイク音などを手元で調整しやすいことです。
ゲーム配信をしていると、
「ちょっとゲーム音が大きい」
「Discordの声が大きい」
「自分の声を少し上げたい」
ということが結構あります。
そのたびにPCの設定画面を開くのは面倒です。
ZG02なら、手元の操作ですぐ調整できる。
これが僕にはかなり便利でした。
配信中の「ちょっと音を下げたい」がすぐできる
配信では、細かい音量調整が意外と多いです。
ゲームが盛り上がって音が大きくなった。
Discordの相手の声が少し大きい。
逆に自分の声がゲーム音に負けている。
そんなとき、画面を見ながら設定を探すより、
手元のつまみを回すほうが圧倒的に早い。
この「すぐ触れる」という感覚が、ZG02を使って良かったところです。
XLRケーブルは高ければ安心、ではなかった
ケーブルについても、実体験があります。
以前は、今使っているものより高いXLRケーブルを使っていました。
ところが、
ノイズが乗ることがありました。
そこで現在使っているのが、
audio-technica BX3/3.0 BK
です。
これに変えてからは、僕の環境では安定して使えています。
ノイズも気になりません。
ここで僕が感じたのは、
「高いケーブルを買えば絶対にノイズがなくなる」というわけではない
ということです。
値段だけで判断するのではなく、自分の環境で問題なく使えることのほうが大事でした。
マイクアームは「視界を邪魔しない」が重要
マイク本体だけではなく、アームも意外と大事です。
僕はロープロファイルタイプのマイクアームを使っています。
普通の上から吊るすタイプだと、モニターの前にアームやマイクが入りやすい。
FPSをやるときは、これが結構気になります。
モニターの下を通すタイプなら、使わないときに横へ逃がしやすく、画面も見やすい。
僕はゲーム配信をするので、このタイプが合っていました。
「音のために買う機材なのに、画面が見づらくなる」
これでは本末転倒です。
配信環境は、音だけではなくゲームをしやすいことまで含めて考えるのがおすすめです。

僕の現在の配信音声環境
現在の構成をまとめると、こんな感じです。
| 機材 | 役割 | 実際に感じたこと |
|---|---|---|
| Shure BETA58A | マイク | 周囲の音が入りにくく、SM58より声が通る感じがした |
| sE Electronics DM1 DYNAMITE | ゲイン補助 | 声が大きくなり、ホワイトノイズも気にならなくなった |
| YAMAHA ZG02 | オーディオインターフェース | ゲーム音などを手元で調整しやすい |
| audio-technica BX3/3.0 BK | XLRケーブル | 現在はノイズもなく安定 |
| ロープロファイル型アーム | マイク固定 | 画面を邪魔しにくい |
もちろん、これは僕の配信環境で実際に使っている構成です。
全員が同じものを買えば同じ結果になる、という話ではありません。
部屋の広さやPCの音、話し方、マイクとの距離によっても変わります。
だからこそ、単純に「高い機材を買えばいい」とは考えていません。
僕がAT2020からBETA58Aに変えて分かったこと
改めて比較すると、
AT2020は、
声がきれいで、音がスッと広がる感じ。
BETA58Aは、
多少こもるけど、周囲の音を気にする場面がかなり減った。
そして、僕の環境ではSM58よりBETA58Aのほうが声が通る感じがした。
僕にとって配信で大事だったのは、
「音質を少しでも良くすること」より「余計な音を減らしながら、自分の声をしっかり届けること」
でした。
音質だけを追いかけて、
「高解像度だからこれ」
と選ぶのではなく、
自分の部屋でどう使えるか
を考えたほうが、結果的に満足度が高いと思います。
防音室がなくても、できることはある
僕も防音室のような完璧な環境で配信しているわけではありません。
それでも、
マイクを口元に近づける。
周囲の音を拾いにくいマイクを使う。
必要なゲインをしっかり確保する。
音量を手元で調整できるようにする。
ケーブルやアームも含めて環境を整える。
これだけでも、配信のしやすさはかなり変わりました。
特にBETA58Aに変えたことで、
「またPCのファン音が入ってないかな」
と気にする場面が減ったのは大きかったです。
結論|僕は「最高音質」より「配信しやすい音」を選んだ
僕がBETA58Aを半年使って一番感じたのは、
「高音質だからおすすめ」ではない
ということです。
AT2020より少しこもったように感じる。
マイクから離れると声が小さくなる。
でも、僕の部屋では周囲の音が入りにくく、SM58より声が通る感じもありました。
そして、配信中の安心感が大きかった。
だから今も使っています。
音声機材は、スペックだけ見ているとどんどん高いものが欲しくなります。
でも最終的には、
自分の部屋で、自分の話し方で、快適に配信できるか。
ここが一番大事だと思います。
防音室を作るほどではない。
でも、PCのファン音やエアコンの音はできるだけ減らしたい。
そんな人なら、僕はまずBETA58Aのような、自分の環境に合ったマイクを選ぶところから始めるのをおすすめします。
そして、必要に応じてDYNAMITEやZG02などを組み合わせる。
僕自身、この環境にしてから、以前より音のことを気にせず配信できるようになりました。
配信はゲームだけで大変です。
せめて「声がちゃんと聞こえているかな?」という心配くらいは減らして、ゲームに集中したい。
僕はそんな理由で、今の音声環境を使っています。
